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双子な少女 [駄文]

ドMな魔王を封印し、殴り殴られの世界にという野望を打ち破ってから早一週間
魔砲少女として魔王と戦ったリプルは、病院への道を歩いていた

入院中の親友、こむぎのお見舞いに行くのだ
慕っていたお姉さまが、再び居なくなたと聞いて一時期は相当落ち込んでいたが、今はある程度落ち着いている
会えなくなっただけで、ちゃんと生きているというのが大きかったようだ


「あ、そういえば、今度来るときは花くらい変えろとか言ってたよね」

花屋の前を通った時、ずいぶん前に親友に言われたことを思いだした
今更な感じもするが、やっぱりお見舞いならお花だね ということで、リプルは財布取り出し、花屋に向かう
そこでリプルは、見覚えのあるを見つけた

「あ、ミズキちゃん 偶然だね」
「あ、お姉さま! お久しぶりです!!」

この、リプルのことをお姉さまと呼ぶ少女は、ミズキだ
一週間前に、町に保管されていたイダルを盗み出し、捕まったからといってそのイダルを海に投げ捨てた人騒がせな子だ
少女が言うには、緑色のふくろうに頼まれたらしく、全部、あの変態フクロウが黒幕だったのだ・・・
それは、さておき、

「私をお姉さまって言うの、やめてくれないかな?」
「どうしてですか? 私にとって、リプルさんは尊敬するお姉さまなのです お姉さまって呼んじゃダメなんですか・・・?」

ミズキは、真剣に聞いてくる
しかし、リプルも譲らない

「私達にとって、お姉さまはただ一人、水お姉ちゃんだけなの だから、お姉さまって呼び方には、特別な意味があるの だから、お姉さまって呼び方はやめてくれないかな?」

普段とは違い、落ち着いて子供を諭すように話す
これを聞いて、ミズキはどうやら納得したようだ

「なら、なんて呼べばいいんですか?」
「ん~ そうだ!リプルお姉ちゃんなんてどう?」
「リプルお姉ちゃん・・・ですか」

なにやら、悩むような様子を見せるミズキ
すこし、間が空いて

「わかりました 今度からそう呼ばせてもらいます」

どうやら、新たな呼び方は決定したようだ
お姉ちゃんと呼ばせるあたり、リプルも実はお姉さまと呼ばれるのはまんざらでもなかったりする
かわいい妹がほしいと思っていたりしたので、ちょうどよかったのかも知れない

その後、花屋を後にして雑談をしながら病院へ向かう二人
その手には、花なんてものは無い



「さ、ここが私の親友のいる病室よ」
リプルは、得意げに説明する
そして、相変わらず壊れるのではないかと思うほど勢いよくドアをあけた


「あ・・・え・・・私が・・・もう一人・・・・」

ドアの向こうの光景を見た瞬間、ミズキは信じられないといった顔をした
部屋の主であるこむぎも、驚いているようだ


「・・・おい、リプル そこの私にそっくりなおチビちゃんは誰だ?」

そう、この二人の姿は、本当にそっくりなのだ

「おチビちゃんじゃないです!ミズキです! 私とそんな変わらない身長の癖しておチビちゃんとか言わないでください!!」
「ほう・・・、お前は私にチビといいたいのか?そうなんだな!?」

初対面にもかかわらず、会って早々騒がしくなる二人
普段は騒がしくする側のリプルが、今回はとても静かに見えるほどだ

「いやぁ・・・にしても、二人ともそっくりだね 案外生き別れの双子とか?」

「わたひはチビじゃないでふ!いだいいだい!」(私はチビじゃないです!痛い痛い!)
「いふぁいはこっちふぁ!ひっぱるな!!」(痛いはこっちだ!引っ張るな!)

口喧嘩から、引っ張り合いに発展したようだ
ミズキは、相手が入院中だというのに容赦なくやっているようだ
対するこむぎも、子供相手に手加減しているようには見えないが

「あ~・・・とりあえず、リアルチャージ!!」
リプルは、とりあえず二人の頭を軽く殴り、二人を止めることにした


「イタッ!何するんだよリプル!」
「痛いですよ!リプルお姉さま!」
「いや、二人を止めy「く・・・ふふ・・・リプルがお姉ちゃんて、そんなキャラじゃないだろおまえ」・・・」

こむぎは、リプルがお姉ちゃんと呼ばれて居るのを聞いて、笑いをこらえられないようだ
普段のリプルを見ている、お姉ちゃんなどというキャラから程遠いことをこむぎは知っているのだ

「リプルお姉ちゃんは、私にとって尊敬するお姉さまなのです!」


さっきもおんなじ様なことをいってた気がするが、あの巨大エイとの戦いのことがあるミズキにとって、リプルが尊敬する人というところは譲れないようだ
そのときのリプルしか知らないというのがあるが

「ほう・・・この頭に栄養が回ってないのがお姉さまねぇ・・・」
「こむぎちゃん、前も似たようなこと言ってたよね」
「リプルお姉ちゃんは馬鹿なんかじゃありません!」
「いや、ミズキちゃんはストレートに言いすぎ」

さっきまで静かだったリプルも加わり、騒がしさはさらにヒートアップ
ただ、これだけ病院でうるさくすれば、

「あなたたち!ここは病院ですよ、静かにしなさい!!」

と、怒られるのだった


その後も、うるさくしないように気をつけながらもわいわい過ごし、夕方を迎えた
そろそろ帰らなければ、真っ暗になってしまう

「こむぎちゃん、そろそろ私たちは帰るね」
「そーかそーか これでゆっくり休めるってもんだ」
「むぅ・・・せっかくリプルお姉ちゃんがお見舞いに来てるのに、そんな態度なんですか?」

どうやら、ミズキはこむぎの態度が気に入らないようだ

「お見舞なのに、こんなに騒がしくされちゃ、感謝する気もな・・・」
「一人で寂しくしてるのと、どっちがいいですか?」

ミズキは、普段とは違い、少しまじめな感じになる
こむぎはその変化に気づき、真剣に考える

「・・・まぁ、一人よりかは、誰かと一緒に居たほうが楽しいな」

照れ隠しや、冗談の無い本音だった
そして、こむぎはこう続けた

「だから、明日も来いよ?ミズキでだっけな?お前もまた来いな」
「はいです!」

ミズキは、本音が聞けて満足なようだ

「言われずとも、私は毎日来るよ」
「毎日来るのはいいが、そろそろ花が枯れそうなんだが?」
「あ!忘れてた!!」
「やっぱり忘れてやがったか」


そんなこんなで、さっきまでのいい空気は台無しに、やっぱり騒がしい3人
でも、騒がしいながらも笑顔が絶えない
そんな、幸せな一日のお話



今回も、あとがきは次の記事で!
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